新潟市東区の「まぐろ節中華そば 温知」をご紹介致します。
新潟空港近くで食べられる「まぐろ節」
こちらのお店は、新潟市東区の新潟空港近く、113号線沿いに2021年12月にオープンとなりました。
店名の通りに「まぐろ節」を用いたラーメンを提供しています。
今回は、まぐろ節を用いた2種のあっさり系ラーメンとご飯物、そしてコッテリ系のラーメンをご紹介したいと思います。
まぐろ節を用いたあっさり魚介系醤油清湯
まずご紹介するのはこちらの一杯です。
まぐろ節の醤油中華そば
チャーシュー、メンマ、水菜、ネギ、紫カイワレがのっています。
スープ
あっさりとした魚介系醤油スープです。
説明書きによると、まぐろ節の他、アゴ煮干等の5種の煮干、羅臼昆布、鶏肉等を用いた清湯スープに新潟県産の生醤油(きじょうゆ)「郷土の実り」、白を用いた醤油ダレを合わせ、まぐろ節を使用した香味油を浮かせているとのこと。
まぐろ節を使ったラーメンというのは新潟では珍しく食べた事がない方も多いかと思います。
鰹節に比べ上品ながらもしっかりとした出汁の取れる素材で、製法による香りなど鰹節と似た部分もあり、知らずに食べると香りが抑えめな鰹節と思う方も多いかもしれません。
まぐろ節は、鰹節と比べ素材の味が強調されにくい面があるのですが、こちらの一杯は香味油にまぐろ節を用いているという事で、テーマとなる味をハッキリ前に出しているという印象です。
麺
自家製麺を使用しているとの事です。
パッツリ食感の細麺は、まぐろ節を使用した醤油スープとの相性もばっちりでした。
深みある味わいのあっさり塩
続いての一杯はこちら
まぐろ節の塩中華そば
こちらは、醤油と同様のスープに5種の塩(笹川流れの玉藻塩、天日塩、海塩、岩塩、湖塩の天日塩)、新潟県産醤油を用いた塩ダレ、柚子のエキスを抽出した香味油を浮かせているのだとか。
魚介が効いたあっさり塩スープに柚子の風味が清涼感やアクセントを与えています。
まぐろ節油を浮かせて醤油に比べ、こちらは柚子の風味が強くまぐろ節の風味は全体のバランスの中に埋もれ分かりにくくなっていたという印象です。
一口目の印象を大きく左右するのはやはり油ですね。
様々な素材を使用したスープや藻塩、柚子油、風味付けの醤油も含め、あっさりながらも深みがあり、丸みのある仕上がりの塩スープだと感じました。
麺
複雑な味わいのあっさり塩スープにはこうしたパツパツ麺が良く合います。
テーマの「まぐろ節」は分かりにくくなっているものの、様々な素材が折り重なりあっさりながらも重厚な味に仕上がった一杯でした。
豚鶏牛を用いた三白湯
ラストの一杯はこちら
三白湯のこってり中華そば
豚骨、鶏ガラ、牛骨といった3種の動物系素材を用いた白湯スープに豚と牛の油を浮かせたスープとのこと。
スープ
白湯スープはそこまで濃厚ではなくライト白湯位な濃度でしょうか。
そこに背脂が浮き、こってりな仕上がりとなっています。
牛を用いた3種動物系の素材の白湯というのは比較的珍しいかと思います。
牛はそこまで目立っておらず、一般的な背脂醤油に近いバランスという印象でした。
牛骨や牛脂を多め、または、メインに使うとクセが強くなり、好みが分かれる味となるので、全体的なバランス、食べやすさ・美味しさ重視な構成なのかなと思いました。
麺
こちらはあっさり醤油・塩に比べ太めで中細位の太さでしょうか。
バッツリとした歯切れの良さが良いですね。
こうした背脂醤油にはもっちり感が際立つ麺を合わす事が多いですが、こうしたバツバツとした食感の麺との組み合わせはまた違った魅力を感じさせてくれます。
シメにまぐろ節茶漬け
サイドメニューにお勧めの一品がこちら
花削りまぐろ節ごはん(280円)
花鰹の様な見た目のまぐろ節がのったご飯です。
スープをかけてラーメン茶漬けとして食べるのがお勧めです。
あっさり塩・醤油との組み合わせがお勧めな様です。
醤油も良かったですが、塩スープをかけると高級感ある上品な茶漬けとして頂けました。
まとめ
新潟市東区の「まぐろ節中華そば 温知」をご紹介しました。
新潟では珍しい「まぐろ節」を使ったスープを堪能出来るお店です。
醤油ラーメンはストレートにまぐろ節の味わいを堪能出来る一杯でした。
複雑で深みある味わいのスープの塩もお勧めです。
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